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【関西大学福岡経済人倶楽部第4回例会「講演会」】

  • 執筆者の写真: 福岡千里会 関西大学
    福岡千里会 関西大学
  • 2月7日
  • 読了時間: 3分

2025/2/1(土)18:00~18:40 於:天神テルラビル テルラホールで第4回例会を開催。


講師: 吉松 民雄 氏(S44経済学部卒) 🍀略 歴 🍀

     1969年 関西大学卒業 近畿コカ ・コーラボトリング㈱入社 2007年 同社社長就任

2006年 北九州CCBC主導で近畿CCBCと経営統合(※CCBC=コカ・コーラボトリング㈱)

コカ・コーラウエストジャパン㈱〈CCWJ〉副社長、 2010年 同社社長就任

2017年 CCWJとコカ・コーライーストジャパン㈱〈CCEJ〉と合併  新会社コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス㈱〈CCBJH〉社長就任

2019年 CCBJH会長就任  2021年 同社 会長退任   現在福岡市内在住





演題: 「コカ・コーラと共に歩んだ私の50年


講話の内容と示唆

1. ザ・コカ・コーラカンパニー について

・1886年米国アトランタでジョン・S・ペンバートン博士が発明。

1892年TCCC(The Coca-Cola Company)を設立。

(cf;関西大学の前身「関西法律学校」創立1886年と同じ)

・市場は世界200か国以上。売上4兆8千億円。(cf:2023年世界企業ブランド価値総額:トヨタに次ぐ7位)

・連続増配記録を有するダウ平均株価構成30社中の1社。

2. CCBJHのなりたち

・TCCCの推奨するアンカーボトラー構想により、国内のボトラーの再編が進展。

・2001年以降日本経済がデフレ突入、コンビニ増加など流通や消費者等の構造変化も進展。

将来を見据えたカスタマーのサービス提供とサプライチェーンの統合効率化には、更なる事業統合が必要となり、迅速な事業再編と統合後の円滑な組織統合マネジメントを推進。

競争優位性を議論しながら、約10年間で5度の対外事業統合を実行。

3. 歩んだ道 ⇒ 学びとは

・父親の教え「鶏口となるも牛後となるなかれ」に沿い、成長性のある就職先を選択し就職。

・入社後の履歴を3区分①現場の19年間 ②中間管理職時代12年間 ③経営職時代20年間

※米国経営学者 ロバート・L・カッツ「カッツ理論」に基づく組織マネジメント能力⇒それぞれの段階で学んだスキル

①     テクニカルスキル=働きながら学ぶ、自分自身に投資を実行⇒働き甲斐のある仕事・長時間労働からの解放・システムの早期導入を主導。

②     ヒューマンスキル=上司や経営者を説得する能力を磨く。

③     コンセプチュアルスキル=先進企業をベンチマークとして学び実行。また芸術、歴史書の世界からも学びを得た。

《参考:大学時代はバドミントン部でご活躍、関西学生リーグ戦8度のチャンス中7度優勝!》


≪感想≫数多くの講演会や母校客員教授として登壇された吉松先輩は、飲料業界の競争激化に伴う再編の嵐の中、絶えず将来を見据え、企業価値を高める挑戦を続けられました。その姿勢は、「学の実化」を

実践された真のゲーム・チェンジャーと言えます。追随を許さないご活躍の模様は、2018年の新聞記事が的確に表現していますのでご参照ください。

稀有かつ貴重な経験談とご教示に深謝いたします。【コメント:渡辺美敏(昭48法)】


***2018年11月「日本経済新聞」抜粋***

タイトル:コカ・コーラ再編 導いた半世紀 CCBJH吉松民雄社長

☆ 国内最大の飲料会社CCBJH。東西に分かれていたボトラーを統合。伝説の営業マン(体力生かし頭角、37歳で営業所長に…「東西ボトラーの知見を結集し、市場での優位性を確保する…」) 

☆ 半世紀をコカ・コーラに捧げた男は、巨大ボトラーを成長の軌道に乗せる夢に向かって…

2018年撮影
2018年撮影

 
 
 

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〒812-0007福岡市博多区東比恵2-7-14 

税理士法人プロネットNext 代表社員 岩永茂敬

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